「少年野球をはじめたい!」
子供の成長と共にそんな時が来ます。
私共の経験をもとに少年野球選びのポイントを紹介させていただきます。
より後悔のない充実した少年野球生活を送っていただける参考にしていただければと思います。
目次
幅広い選択肢があることを前提に考える。
「○○くんが」「小学校で練習しているチーム」に入っている。
「じゃあ、そこではじめたら?」 ほとんどが、少年野球チームをそんな感じで選びます。
実際私の息子もそうでしたが、結局途中でチームを変わることになりました。
しかし、実は選択肢は一択ではありません。安易に決めずに幅広い選択肢があることを前提に検討しましょう。
下記にそれぞれの特徴をまとめてみました。
少年軟式野球
<メリット>
- 走者のリードがある点など、野球の感覚を養うには最もよい。
- 小学校のグランドなどの単位でチームがあり、手軽に始めやすい。
- 軟式ボールのため、デッドボールなどによる大怪我が少ない。
<デメリット>
- 試合数が多く、投手が肩肘を壊すことが多い。
- 親コーチが多く、専門性に疑問がある。
ソフトボール
<メリット>
- 塁間が狭く、投法も違うため、肩ひじを壊しにくい。
- 力強いバッティングが身に付きやすい。
- ボールのバウンドが少ないため、硬式野球に近い守備感覚が養われる。
<デメリット>
- 少年軟式野球と比べチーム数が少ない。
少年硬式野球
<メリット>
- 専門性の高い指導者が多い
- レベルの高いチームが多く、レベルの高い選手を見る可能性が高い
<デメリット>
- チーム数が少ないため、遠方での練習になる。
- 他と比べてお金がかかる。
その他のスポーツ
メジャーリーガーの菊池雄星投手が水泳や器械体操をしていたり、大阪桐蔭出身の根尾選手がスキー全国大会で優勝したのは有名な話です。アメリカでは運動能力を伸ばすため、さまざまなスポーツを経験させるそうです。
最終的には、時間とお金の制約により、あれもこれもというわけにはいかなくなりますが、上記のことも視野にいれておくといいでしょう。
野球の内容
実績のあるチームかどうか?
少年野球でいくら全国大会にでようが、100連勝しようがその後の進路に大きく影響するものではありません。
歴代強いチームは常勝チームとして長年強く、大半のチームが、たまたまいい子が集まってある年だけなんとかいい成績がでたことがある、といった感じです。
強いチームと弱いチームのついてまとめてみました。
<強いチームのメリット>
- 試合に勝つ方法を実感できる。
- 勝負に勝つことで爽快感が得られ、練習を頑張ることができる。
<強いチームのデメリット>
- 投手の連投などによる故障の恐れがある。
- 出場機会にバラツキができる。
<弱いチームのメリット>
- 公平な出場機会が得られる場合が多い。
<弱いチームのデメリット>
- 頑張っても勝てないことから、監督やチームへ不信感がつのる。
野球の質、戦い方
常勝チームにこしたことはありませんが、強いからといって選手の育成が上手いのとは全く別物です。チームの勝敗は監督次第、戦い方次第でどうにでもなります。
正々堂々とは真反対の作戦で、あれよあれよという間に点数を取って勝ってしまうチームもあります。まさに野球ロボット状態。ころころ転がしたり、チョコチョコしたり、びっくり作戦多数。監督のサインを覚えて忠実に動く。
一方で「なんでそうなるの?」といった感じで、とにかく弱い、負けるチームも多数あります。
体験練習だけでは、全くわかりません。チームの実績とあわせて、試合内容も見学させてもらい、少年野球を選ぶ重要ポイントとしてよく調べることが充実度を決めるでしょう。
親の負担
親の仕事はどれくらいあるか?
子供のためなら、なんでも協力してあげたい。
そんな気持ちではあるものの実際どれくらいの仕事があるかまとめてみました。
<母親の仕事>
- お茶当番
- お弁当係
<父親の仕事>
- 審判
- 試合に行く際の車出し
- 道具の運搬
- ジュニアチームの指導
キャプテンなど主力選手なら、親は会長、副会長、会計などかなり大変な役員を任される可能性が高いです。
母子家庭の人や、土日が仕事の人、病気の人など・・・親が協力できない人にとって大変です。熱心にお手伝いをする人との温度差ができ、やがて確執になります。託児所代わりに使わないでとの暴言を吐く人もいます。
一方でお茶当番無し、審判は専任、送迎も無しを売りにしているチームもあります。しかし、その代わりに「チームの指導には口出しはしないでください」度数はかなり高くなります。
お金はどれくらいかかるか?
まず、グローブ、スパイクなどの個人持ち道具。ユニホームについては、少年野球とはいえ最近はセカンドユニホーム、練習用ユニホームまで必要なチームがほとんどです。
あと、リュックなどのかばん。スタートセットで数万円は必要でしょう。
また、お父さんの帽子、両親の応援Tシャツ、下手すればバッグ、ベンチコートまで。家の中が少年野球一色に染まっていきます。
次に会費です。
少年野球も試合に出るためには登録費が要ります。あと、共用のボール、バット、グランド費用、遠征費、思い出旅行の積み立てなど。月に数千円程度となります。
強いチームになれば、優勝の度に祝勝会をしていましたので、その都度家族で数千円使ってました。
これが、親の仕事が少ないチームでしたら、その分要りますし、少年硬式野球になればもうワンランク上のお金が必要になります。
少しでも足しになればと、アフェリエイトなどをはじめてみたい人はこちらを参考にしてください!
トラブルが少ないこと
トラブルが少ないことにこしたことはありません。
ここではよくあるトラブルを紹介します。
采配について
采配については、必ず不満がでます。
チームが強ければそれが正解だったのかもしれませんが、弱ければ弱いほど、親の負担が大きければ大きいほどその采配に不満を持ちます。
なんであの子が試合にでて、うちの子がでないの?なんで、うちの子がピッチャーではないの?
それは
「監督と○○くんのお母さんが仲良しだから」
「先日、晩ご飯おごったらしい」
とか、変な噂がたちだすと、ドロドロして気持ち悪くなります。
親子野球について
監督、コーチの息子さん、お孫さんがいる場合もなかなかうまくいきません。
その息子さん、お孫さんが試合にミスして負けた場合は本当に酷いことになります。
怒ってもダメ、怒らなくてもダメ。
野球が少々うまくても周りの人は認めません。圧倒的にうまくてやっと普通かなといったことになります。
裏を返せば、子供のためと思って安易にコーチなどを引き受けるとある意味地獄になってしまった人もたくさんいます。
コーチの子供だから試合にでてる、4番打ってる。特別に指導している、特別に褒めていると。。嫌われてしまえば、何をやっても言われます。
この上に残念会をしましょうと、お酒がはいれば、必ずといっていいくらい揉めてしまいます。。。
過去のトラブルの情報収集から危険予知を行ってみる。
少年野球では毎年メンバーが入れ替わるにもかかわらず、常にトラブルが発生しているチームがあります。
飲み会が多い、采配が悪い、親の仕事が多すぎるなど、それは明からにチームの構造的問題でしょう。そのようなチームに入るとそのトラブルに巻き込まれる可能性は非常に高くなります。
チームのOB父母の数名から情報収集をしておきましょう!
少年野球トラブルの対処方法についてまとめています。こちらからどうぞ。
最後に
ポイントのまとめとして
- 実績のあるチーム
- 親の負担の少ないチーム
- トラブルの少ないチーム
となりますが、上記を想定して総合的に選択肢を広げながら、安易に決めずにじっくり考えて、充実した少年野球生活をすごしてください。