兵庫県秋季大会の過去１０年間の結果と特徴とは？

はじめに

第92回選抜高校野球大会の史上初の中止が決定しました。

明石商業の2年連続3回目の出場が決まっていましたが、残念ながらその晴れ姿を見ることができなくなりました。しかも、中森、来田と投打にレベルの高い選手がおり、優勝も狙える大会だっただけに非常に残念でなりません。

しかし、夏に向けてさらにレベルアップをはかり、新たな歴史を作り上げていくことでしょう。

さて本題ですが、選抜出場するには、基本的に近畿秋季大会ベスト8の中から6校が選出されます。

近畿大会へは、兵庫県では県大会上位3校が出場します。

秋季大会は、選抜出場というその後の進路にとても大きな影響を与える重要な大会となります。

兵庫県の秋季大会、2010年から2019年までの10年間の大会実績をまとめてみました。

報徳学園・・優勝4回、準優勝3回、3位2回　　　合計　9回　　　選抜出場　4回

明石商業・・優勝3回、準優勝1回、3位0回　　　合計　4回　　　選抜出場　3回

神戸国際大付属・・優勝3回、準優勝２回、3位1回　合計　7回　選抜出場　1回

10年スパンでは、報徳学園が圧倒的ですが、ここ数年の明石商業の躍進は目覚ましいです。

秋季大会については、大会の特性上もあり、波乱が少なく、報徳学園、明石商業、神戸国際大付属の実力校が安定の上位となっています。

兵庫の秋季大会は、地区大会を勝ち抜いたチームが県大会に出場、地区大会にて敗戦しても、敗者復活戦ありというルールになっています。

優勝すれば、大阪の一位校などと当たらず、近畿大会初戦突破の可能性もあがるため、選抜出場の確率も上がります。

新チームとなり、まもなく地区予選がはじまりますので、そもそもの旧チームが２年生主体であったり、１年生の完成度など夏の大会とは違う特徴があります。

上記のようなことから、番狂わせがなく実力校が安定して上位を締める結果となっています。

次に高校別実績を見てみます。上位３校以外での分析を主に行っていきます。

大学のスポーツ推薦で、県大会ベスト８以上を条件とされる場合が多いため、そこにはいることができる学校はどこなのか？といった視点で見ていきたいと思います。