秋や夏と比べ甲子園に直結しませんが、一冬を超えたチームの成長ならびに夏のシード校を争う重要な大会になります。
兵庫県の春季大会、2010年から2019年までの10年間の大会実績をまとめてみました。
年度別実績
優勝 | 準優勝 | 3位 | ベスト4 | ベスト8 | ||||
2019 | 神戸国際大附 | 須磨翔風 | 姫路南 | 東洋大姫路 | 社 | 武庫之荘総合 | 西宮東 | 明石南 |
2018 | 明石商業 | 滝川第二 | 市立尼崎 | 西脇工業 | 神戸国際大付属 | 星稜 | 三田学園 | 三田松聖 |
2017 | 報徳学園 | 社 | 育英 | 明石商業 | 市立西宮 | 滝川 | 神港学園 | 神戸国際大付属 |
2016 | 明石商業 | 報徳学園 | 育英 | 東洋大姫路 | 市川 | 北条 | 神戸国際大付属 | 姫路南 |
2015 | 神戸国際大附 | 社 | 関西学院 | 須磨翔風 | 篠山鳳鳴 | 報徳学園 | 尼崎工業 | 市川 |
2014 | 報徳学園 | 姫路南 | 東洋大姫路 | 加古川北 | 滝川第二 | 市立尼崎 | 社 | 東播工業 |
2013 | 神戸国際大附 | 報徳学園 | 明石商業 | 社 | 三田松聖 | 須磨翔風 | 市立尼崎 | 滝川第二 |
2012 | 東洋大姫路 | 報徳学園 | 明石商業 | 社 | 神港学園 | 淡路 | 加古川北 | 姫路工業 |
2011 | 明石商業 | 社 | 東洋大姫路 | 武庫之荘総合 | 市川 | 三田松聖 | 村野工業 | 滝川第二 |
2010 | 報徳学園 | 神戸国際大附 | 柳学園 | 滝川第二 | 神港学園 | 神戸北 | 姫路南 | 加古川西 |
考察
報徳学園・・優勝3回、準優勝3回、ベスト8 1回 合計 7回
神戸国際大付属・・優勝3回、準優勝1回、ベスト8 3回 合計 7回
明石商業・・優勝3回、3位 2回、ベスト4 1回 合計 6回
東洋大姫路・・優勝1回、3位 2回、ベスト4 2回 合計 5回
春季大会についても、報徳学園、明石商業、神戸国際大付属の実力校が安定の上位となっています。
兵庫の春季大会は、地区大会を勝ち抜いたチームが県大会に出場、地区大会にて敗戦しても、敗者復活戦ありというルールになっています。
県大会にて、ベスト16以上となればシード校となり、シード校同士は5回戦からまで試合はあたることがありません。
シード校を目指す高校もあれば、夏に向けての底上げをはかることを目的とする高校もあり、春ならではの戦いとなってます。
高校別実績
次に高校別実績を見ていきます。
先ほど申し上げましたとおり、高校により目的を変えてきていることからか、上位3校以外は春ならでは結果となってきます。
優勝 | 準優勝 | 3位 | ベスト4 | ベスト8 | 合計 | |
報徳学園 | 3 | 3 | 1 | 7 | ||
神戸国際大付 | 3 | 1 | 3 | 7 | ||
明石商 | 3 | 2 | 1 | 6 | ||
東洋大姫路 | 1 | 2 | 2 | 5 | ||
社 | 3 | 2 | 2 | 7 | ||
姫路南 | 1 | 1 | 2 | 4 | ||
滝川第二 | 1 | 0 | 1 | 2 | ||
須磨翔風 | 1 | 1 | 4 | 6 | ||
育英 | 2 | 2 | ||||
市立尼崎 | 1 | 2 | 3 | |||
関西学院 | 1 | 1 | ||||
柳学園 | 1 | 1 | ||||
市川 | 3 | 3 | ||||
神港学園 | 3 | 3 | ||||
三田松聖 | 3 | 3 | ||||
加古川北 | 1 | 1 | 2 | |||
西脇工業 | 1 | 1 | ||||
武庫之荘総合 | 1 | 1 | ||||
星稜 | 1 | 1 | ||||
武庫之荘総合 | 1 | 1 | ||||
明石南 | 1 | 1 | ||||
西宮東 | 1 | 1 | ||||
三田学園 | 1 | 1 | ||||
市立西宮 | 1 | 1 | ||||
姫路工業 | 1 | 1 | ||||
滝川 | 1 | 1 | ||||
村野工業 | 1 | 1 | ||||
東播工業 | 1 | 1 | ||||
北条 | 1 | 1 | ||||
篠山鳳鳴 | 1 | 1 | ||||
神戸北 | 1 | 1 | ||||
淡路 | 1 | 1 | ||||
尼崎工業 | 1 | 1 | ||||
加古川西 | 1 | 1 |
特に春に結果を題しているチーム
社
準優勝3回、ベスト4 2回 ベスト8 2回 合計7回
※秋 ベスト4 2回、ベスト8 1回、夏 ベスト4 2回、ベスト8 4回
2018年度ドラフト1位選手2名を輩出した名門といえる社高校。県内では市立尼崎と社だけが体育科を施設しています。
この結果を見れば育成能力が高いと言わざるを得ないでしょう。
須磨翔風
準優勝1回、ベスト4 1回 ベスト8 4回 合計6回
※ 秋 ベスト8以上 1回 夏 ベスト8以上 2回
須磨翔風は、2009年に須磨と神戸西の再編、統合により開校し、野球部を強化されました。伝統校の多い兵庫県で縦じまのユニフォームをいち早く取り入れられました。最近では阪神タイガースへ2016年ドラフト3位の才木浩人選手を輩出したことで有名です。
2019年春季大会では、地区で神戸国際大付属を県大会では選抜ベスト4の明石商業を破るなど須磨翔風旋風を起こしました。
練習時間3時間で主体性を重んじる指導によりこの結果が生まれてるのでしょう。
姫路南
準優勝1回、3位 1回、ベスト8 2回 合計6回
※ 秋 ベスト8以上 1回 夏 ベスト8以上 1回
特色選抜制度を導入、現監督の吉本監督が就任後、急激に力をつけてきました。兵庫公立の雄の一つであるといえるでしょう。
特に春の大会での実績をあげている高校であるといえます。
最後に
いかがだったでしょうか?
甲子園出場に直接的に関与していない大会であるため、春の大会ならではの結果がでているといえます。とは言え、進路決定には重要な大会となっております。